家族葬の平均費用が気になる方に、実際に見積もった費用や葬儀社が調査した家族葬の相場データを紹介します。
家族葬の相場をメインにご紹介しますが、その他にも
- 家族葬に掛かる費用の項目
- 一般葬との費用の差
- 家族葬を安くする方法
家族葬の費用について徹底的にまとめてあります。
また、5つの葬儀社の家族葬の見積書も公開しているので、どういった項目にいくらかかっているのか参考にしてみてください。
目次
家族葬の平均費用はいくら?
家族葬の平均費用は80万~150万くらいです。
お通夜や告別式を行い、参列者への食事、僧侶も手配した場合だと80万~150万くらいが相場になります。
※僧侶のお布施はお寺によってバラバラなので、高額になると家族葬でも200万以上する場合があります。
「少人数で行う家族葬なのに100万以上もかかるの?」と思うかもしれませんが、お通夜や告別式を行う家族葬だとこれくらいの費用は必要です。
※家族葬の平均費用を調べるため、葬儀社のアンケート調査や実際に資料請求した見積りを参考にしています。
「鎌倉新書:第3回お葬式に関する全国調査」によると、家族葬の全国平均費用は91万1,544円となっています。※食事や返礼品・僧侶のお布施は含まれていません。
「エンディングデータバンク」が調査した東京・神奈川・千葉・埼玉の家族葬の相場は110万2,079円となっています。※食事や返礼品・僧侶のお布施は含まれていないと思われます。
東京の葬儀社から実際に見積りを取った家族葬の費用は78万円~136万円でした。※見積りは記事中盤で紹介いたします。
自宅で家族葬する場合の費用は?
家族葬を自宅でする場合の費用は、葬儀場を利用するよりも若干安いです。
式場や安置施設を利用しない分費用が安くなり、祭壇や飾りつけなどをしない・食事も手造りでならもっと安くすることができます。
どれくらい安くなるのかは葬儀社に相談しないと分かりませんが、一般的な家族葬の相場より20万前後は安くなるでしょう。
やり方によってはもっと安くなる場合もあるので、自宅を検討しているなら葬儀社に相談し見積りを貰ってみてください。
自宅で家族葬する場合の費用や注意点については、こちらの記事で詳しく説明しています↓
一般葬に比べ家族葬の費用は安い?高い?
一般葬に比べると家族葬の費用は安いです。
一般葬と家族葬の違いは主に参列者の数が違うだけなのですが、参列者が少なくなる家族葬だと下記の費用が安くなってきます↓
- 式場が小さくなれば費用が安い
- 飲食費や返礼品が少なくすむ
- 参列者の移送費の負担が減る
- 運営スタッフの人数が少なくなる
一般葬と家族葬の詳しい違いについては、こちらの記事を参考にしてください↓
では、家族葬と一般葬はどれくらい費用に差があるのか?
「鎌倉新書:第3回お葬式に関する全国調査」によると一般葬の平均費用は1,459,091円。
この金額には飲食代やお布施は含まれていないので、それらを合わせると150万~200万くらいが大体の相場となります。
実際、私が父親の葬儀をした時の費用も200万くらい掛かりましたし、私の祖父母の葬儀の時もそれくらいの費用が掛かりました。(参列者の数は100人くらい)
利用する葬儀社や葬儀方法、僧侶のお布施や参列者の数によって費用はことなりますが、一般的なお葬式だと150万~200万くらいが目安となります。
家族葬と一般葬の費用 | |
家族葬の相場 | 80万~150万 |
一般葬の相場 | 150万~200万くらい |
参考までに、2017年に日本消費者協会が調査した第11回『葬儀についてのアンケート調査(葬儀費用)』も紹介しておきます。
一般葬だけでなく家族葬なども含めた全国の平均費用ですが、地域によって費用が違うので参考にご覧ください↓
都道府県別の平均費用 | |
北海道 | 154万円 |
東北 | 202万円 |
千葉・群馬・茨城・栃木 | 238万円 |
東京・神奈川・埼玉 | 186万円 |
新潟・富山・石川・福井 | 227万円 |
愛知・静岡・岐阜・長野・山梨 | 245万円 |
近畿 | 189万円 |
中国 | 163万円 |
四国 | 156万円 |
九州 | 166万円 |
平均費用195万円 |
一般葬に比べ家族葬の方が費用が安くなるというのは分かりましたが、家族葬の方が支払いが高くなってしまうケースがあるのでご説明しておきます。
香典を辞退すると家族葬の方が支払い額が高くなる場合がある
一般葬に比べ家族葬の方が平均費用は安いのですが、家族葬だと香典を辞退することが多く遺族の持ち出しになる金額が高くなる場合があります。
香典を頂くと参列者に振舞う飲食費の負担が減ると言われていますが、香典を辞退してしまうと全ての費用を負担しなければなりません。
「家族葬=香典を辞退」と思ってる方も多いですが、香典の受け取りは遺族が自由に決めることができるので、辞退する・しないについてはご家族で話し合ったり葬儀社に相談して決めてみてください。
家族葬における香典の辞退については、こちらの記事で詳しく紹介しています↓
家族葬にかかる費用の内訳は?
家族葬にかかる費用は色々ありますが、大きく3つに分けることができます。
- 葬儀一式の費用
- 飲食や返礼品の費用
- 僧侶へ渡すお布施の費用
内訳を見ることで、どういった項目にお金が必要なのかよく分かりますのでご覧ください。
葬儀一式の費用
「葬儀一式の費用」とは祭壇や式場、棺・供花・火葬料金・焼香用具・搬送費・骨壺・受付台・道案内看板・人件費などになります。
費用として特に高いのが祭壇や式場費で、祭壇は安くても5万くらいから、高いと40万する葬儀社もあります。
式場費も利用する場所によって変わり、5万前後で利用できる所もあれば20万する所もあります。
「葬儀一式の費用」は総額の50%~80%を占めており、参列者が多くても少なくてもそれほど費用に差がでない項目です。
食事や返礼品の費用
「食事と返礼品」は参列者に対するおもてなしの費用です。
通夜振る舞いや精進落とし・返礼品など、人数が多くなるほど費用が掛かる項目で、1人あたり10,000円~15,000円くらいが目安となります。
※お通夜だけ参列される方だと1人5000円前後が相場
食事や返礼品の項目は、総額の10%~30%くらいの割合になります。
僧侶のお布施
僧侶のお布施は読経や戒名のお礼としてお渡しするお金です。お布施の相場は40万前後ですが、僧侶によって金額は違います。
菩提寺(お付き合いしてるお寺)がある場合はお布施が高めで、僧侶によっては100万以上請求されることもあります。
葬儀社からお坊さんを手配するお布施は20万~30万くらい、最近利用者が増えている「僧侶の手配サービス」だと5万~20万が相場です。
僧侶手配サービスの金額については、こちらの記事を参考にしてください↓
ここまでで家族葬の相場や内訳については分かったと思います。
次は、実際に資料請求した家族葬の見積りを公開し、どういった費用にいくら掛かっているのかをご紹介いたします。
金額の目安として参考にご覧ください。
実際の見積書を公開!東京の葬儀社5社の家族葬の見積り費用
東京都内で有名な5つの葬儀社(葬儀紹介サイトも含む)から家族葬の見積りを取ったので、どんな費用が掛かっているかご紹介します。
見積り内容は、参列者が10名、お通夜と告別式あり、食事あり、僧侶は葬儀社から手配した場合の総額費用となります。
各社の家族葬の見積り費用はこちら↓
葬儀社名 | 家族葬の見積り費用 |
東京葬儀 | 136万0,040円 |
アーバンフューネス | 114万8,796円 |
家族葬のファミーユ | 112万6,080円 |
葬儀レビ(※1) | 100万4,002円 |
いい葬儀(※1) | 78万8,120円 |
平均費用 | 108万5408円 |
葬儀社名をクリックすると実際の見積書や葬儀社の詳細までページ内を移動できます。
(※1)は葬儀紹介サイトから資料請求した見積りになります。
5社の総額を見ると費用にだいぶ差が出ていますが、全て同じ条件で見積りを取っています。
では、どんな費用が違うのか?実際の見積書と葬儀社の紹介を簡単に説明しますのでご覧ください。
東京葬儀の家族葬の費用
東京葬儀は、東京と神奈川・千葉・埼玉の一部で葬儀のお手伝いをしている葬儀社です。
葬儀口コミサイトの評判は5点満点中「4.84点」と高く、3年連続口コミ評価No1の座を獲得しています。
実際の見積書
↓クリックで大きく見れます↓
総額 | 葬儀一式の費用 | 僧侶へのお布施 | 飲食や返礼品の費用 |
136万0040円 | 107万3360 | 21万 | 7万6680 |
葬儀一式の内訳が詳しく載っていないですが、道案内看板や想い出コーナーなどの費用も含まれているので費用がやや高くなっています。
また、式場料も21万6000円と高いですが、この式場は火葬場と葬儀場が一緒になっている施設で、なおかつ比較的新しいので料金も高めとなっています。
火葬場と葬儀場が一緒になっていると移動する負担もなく便利ですが料金はやや高めの所が多いです。
こちらの葬儀社の特徴としては「できるだけ追加料金が掛からない見積り作り」をモットーにしており、安置料金を多めにして見積りが作られています。
利用しなかった分を差し引いて請求するスタイルとなっているので、総額がハッキリ分かり安心です。
アーバンフューネスの家族葬の費用
アーバンフューネスは、一都三県(東京・神奈川・埼玉・千葉)のエリアに対応してる葬儀社です。
葬儀口コミサイトでは5点満点中「4.07点」と高い評価を獲得しています。
1220の斎条が利用できるので、希望する地域でお葬式しやすいのが特徴です。
実際の見積書
↓クリックで大きく見れます↓
※会員登録(1万)すると、上記から15万4,000円割引されます。
見積書には僧侶の手配金額が書かれていなかったので、アーバンフューネスから手配した際のお布施費用(17万)を追加して総額を出しました。
総額 | 葬儀一式の費用 | 僧侶へのお布施 | 飲食や返礼品の費用 |
114万8796円 | 90万8596 | 17万 | 7万0200 |
こちらの葬儀社も式場料が21万6000円とやや高めです。
火葬場と式場が一緒になっているわけではありませんが、内装がとてもキレイで駅からも近い場所にあるため式場費用が高めとなっています。
事前に会員登録しておくと葬儀費用が安くなるのですが、こういった割引制度がある葬儀社は多いので、利用したい葬儀社があるなら早めに相談しておくことをおすすめします。
ファミーユの家族葬の費用
【対応エリア】ほぼ全国に対応
『ファミーユ』は葬儀業界で初めて「家族葬」をブランド化した会社で、創業50年以上の歴史がある葬儀社です。
葬儀口コミサイトの評判は5点満点中「4.07点」と高い評価を得ており、1日1組限定でお葬式できる直営ホールがあるので周囲に気兼ねなく過ごすことができます。
実際の見積書
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見積もりには54万1080円と書かれていましたが、式場使用料・火葬料金・安置施設使用料・お坊さんのお布施・配膳スタッフなどの金額がプラスされていません。
見積書の右下にそれらの費用が記載されていたので、もろもろの費用を含めると総額112万円となります。
※他社の見積りを見る際は、式場使用料・火葬料金・安置施設使用料が含まれているか確認しましょう。特に式場使用料が含まれていない見積りが多いので注意してください。
総額 | 葬儀一式の費用 | 僧侶へのお布施 | 飲食や返礼品の費用 |
112万6080円 | 86万8080 | 15万 | 10万8000 |
葬儀レビの家族葬の費用
葬儀レビは1回の相談や資料請求で複数の見積りが取れる「葬儀一括見積サイト」を運営している会社です。
WEBから必要事項を入力すると折り返し電話が掛かってきて、葬儀の細かい要望を聞いてから見積もりを作成してくれます。
届いた見積りは2社ありますが、その中の1社の見積りがこちら↓
※こちらの見積りだけお通夜の参列者20名で作っています。
実際の見積書
↓クリックで大きく見れます↓
総額 | 葬儀一式の費用 | 僧侶へのお布施 | 飲食や返礼品の費用 |
100万4002円 | 71万6130 | 16万 | 12万7872 |
こちらの見積りは内容が詳しく載っているので、個々の費用を詳しく知りたい方はよく見ておくと良いでしょう。
飲み物代の目安まで書かれていて、とても参考になる見積書です。
また、こちらの葬儀社(はじめてのお葬式)は口コミの評判がとても高く価格も良心的なので、東京で葬儀社を探しているなら候補の1つとしておすすめです。
はじめてのお葬式の口コミ評価↓
葬儀レビの口コミ評価 | ★★★★☆(4.2点) |
soogiの口コミ評価 | ★★★★☆(4.88点) |
いい葬儀の口コミ評価 | ★★★★☆(4.1点) |
こちらの葬儀社の見積りを取る場合、要望欄に「はじめてのお葬式の見積りを希望」と記載してください↓
いい葬儀の家族葬の費用
『いい葬儀』は2000年より葬儀の仲介会社としてサービスを開始し、全国約900の優良葬儀社と提携している葬儀の紹介サイトです。
資料請求すると提携してる葬儀社から見積もりが届くシステムとなっており、1日~3日で2~3社の見積りが届きます。
実際の見積書
↓クリックで大きく見れます↓
総額 | 葬儀一式の費用 | 僧侶へのお布施 | 飲食や返礼品の費用 |
78万8120円 | 56万6280 | 15万 | 7万1840 |
今回資料請求した中で1番見積りが安い葬儀社でした。
こちらの費用が安い理由は、式場利用料が他社と比べとても安くなっているためです。
他社だと式場利用料が15万~20万くらい掛かっていましたが、こちらの葬儀社では6万円と半分以下の金額でした。
利用する式場によって費用が大きく異なるので、葬儀社と相談する際は色々な式場を提案してもらうと良いでしょう。
注意点としては式場と火葬場が離れていると交通手段にお金がかかる場合があります。参列者が多いとマイクロバスを手配した方が便利なので、4万前後の費用が必要です。
他社でも移動費が含まれていないことがほとんどですので、見積書を見るときの注意点として覚えておいてください。
紹介した見積りは葬儀紹介サイトの「いい葬儀」から資料請求したものになります。
「いい葬儀」は一回の資料請求で複数の葬儀社の見積りが届くので、費用を比較するのに便利なサイトです。
葬儀一括見積サイトの中で1番実績があり優良葬儀社を紹介してくれるので、費用の比較をするのに利用してみてください。
各葬儀社の費用と内訳のまとめ
紹介した葬儀社の費用と内訳をまとめるとこのようになります↓
葬儀社名 総額 |
葬儀一式の費用 | 僧侶へのお布施 | 飲食や返礼品の費用 |
東京葬儀 136万0040円 |
107万3360 | 21万 | 7万6680 |
アーバンフューネス 114万8796円 |
90万8596 | 17万 | 7万0200 |
ファミーユ 112万6080円 |
86万8080 | 15万 | 10万8000 |
葬儀レビ 100万4002円 |
71万6130 | 16万 | 12万7872 |
いい葬儀 78万8120円 |
56万6280 | 15万 | 7万1840 |
平均金額 | 82万6489 | 16万8000 | 9万0918 |
内訳の割合はこのようになりました↓
- 76%:葬儀一式の費用
- 8%:飲食や返礼品の費用
- 16%:僧侶へのお布施
紹介した見積りは参列者10人を想定したものですが、各葬儀社の飲食費や返礼品の費用に大きな差はありません。
大きな差があるのは「葬儀一式の費用」で、この部分が葬儀代のメインとなっているのが分かると思います。
「葬儀一式の費用」は葬儀社によって金額がことなるので、できるだけ安く家族葬を行いたいなら価格設定が安い葬儀社を探すのが費用を抑えるポイントです。
また、他にも葬儀費用を抑える方法があるので、いくつかご紹介いたします。
家族葬の費用を安くする方法
家族葬の費用を抑えるには「葬儀一式の費用が安い葬儀社を探すこと」が1番重要ですが、それ以外にも安くする大きなポイントが「葬儀内容を簡素にすること」です。
簡素な葬儀だと費用が安い
一般的な家族葬だとお通夜と告別式がある2日間の日程でお葬式を行いますが、お通夜を省いた「一日葬」やお通夜と告別式を行わない「直葬」だと費用を抑えることができます。
お通夜を省く「一日葬」だと、1日分の式場代・運営スタッフの人件費・通夜振る舞い(料理)などの費用が必要ありません。
「直葬」だと告別式を行う式場代も必要なくなるのでさらに費用は安いです。
- 一日葬の相場:40万~100万くらい
- 直葬の相場:20万~40万くらい
一般的な家族葬の平均費用が80万~150万なので、簡素な葬儀にすると大幅に安くすることができますが、2つ注意点があります。
1つ目が菩提寺(お墓があるお寺)がある場合、僧侶に一日葬や直葬でも構わないか相談してください。
僧侶によっては儀式を省略したお葬式をお断りしている場合があり、その場合お墓にも入れてもらえない可能性があります。
2つ目が親族の承諾を得ないと後でトラブルになる可能性があります。
宗教的儀式を省いたお葬式をよく思わない方もいるので、しきたりを重んじる親戚がいる場合は事前に確認しておくようにしましょう。
家族葬の費用を抑えるなら簡素な葬儀にするのがおすすめですが、それ以外にも安くする方法があるので別記事で詳しく説明しています。
安い葬儀社を探す方法
安い葬儀社を探す方法はとても単純で、複数の葬儀社を比較するだけです。
実際に家族葬の見積りを10社くらい依頼したところ、安い所と高い所の差が100万もありました。
高い葬儀社の見積りは公開NGだったのでご紹介できませんが、葬儀社によって設定価格が全然違うので、できるだけ多くの見積りを取り比較することが安い葬儀社を見つけるポイントです。
見積りを取った後は必ず葬儀社に連絡し「見積り以外に掛かる費用はありますか?」と確認してしてください。
見積りを取っただけだと含まれていない費用があったりするので、必ず確認するようにしましょう。
複数の見積りを比較すればどんな費用が必要なのか分かってくるので、葬儀費用について詳しくなることができます。
見積り依頼は葬儀社に出向いてもいいですし、ネットから見積り依頼できる葬儀社も多いのでうまく活用してみてください。
また、葬儀一括見積りサイトを利用すると短時間で複数の葬儀社から見積りが取れるので、そちらも活用するとより多くの費用を比較することができます。
葬儀一括見積サイトだと「いい葬儀」と「葬儀レビ」が多くの方に利用されています。
特に「いい葬儀」は一括見積サイトの中で1番大きな会社なのでおすすめです。
「いい葬儀」と「葬儀レビ」の詳細は、こちらの記事で詳しく紹介しています↓
格安葬儀社を利用すると家族葬の費用も安い
格安葬儀社とは葬儀に必要な物をセット料金にし、一般的な相場より安く葬儀が行えるサービスを提供しています。
代表的な格安葬儀社だと「小さなお葬式」と「よりそうのお葬式」が有名で、小さなお葬式に関しては2017年に葬儀受注件数が日本一となり、今利用者が急激に伸びています。
葬儀費用だけでなく僧侶の手配(お布施)も安いですし、追加料金も掛かりにくいので、できるだけ費用を抑えた家族葬をしたい人におすすめです。
では、どれくらい費用が安くなるのか?
「実際に資料請求した見積り費用」と「格安葬儀社の費用」を比較してみました。
家族葬の費用を比較!格安葬儀社はどれくらい安い?
代表的な2つの格安葬儀社(小さなお葬式、よりそうのお葬式)と東京の葬儀社から取った見積りを比較しました。
格安葬儀社の料金プランには飲食費やお布施の費用は含まれていないので、「葬儀一式に掛かる費用」だけを比較しています。
下記が「葬儀一式にかかる費用」を比較した詳細です↓
葬儀社名 | 葬儀一式の費用 |
東京葬儀 | 107万3360円 |
アーバンフューネス | 90万8596円 |
家族葬のファミーユ | 86万8080円 |
葬儀レビ | 71万6130円 |
いい葬儀 | 56万6280円 |
小さなお葬式 | 54万8000円 |
よりそうのお葬式 | 47万8000円 |
一覧を見ると格安葬儀社の費用が安いのがよく分かります。
実際に「小さなお葬式」を利用したことがありますが、確かに葬儀費用は安かったです。
安いから質が落ちるのでは?と思う方もいますが、特に普通のお葬式と変わりませんでした。
葬儀社の人にもお話を伺ったところ「葬儀費用を安くするなら格安葬儀社の利用が1番です」と言われたので、費用を抑えたい人は検討してみてください。
格安葬儀社の家族葬プランの内容
「小さなお葬式」と「よりそうのお葬式」の家族葬プランに含まれているものはこちら↓
小さなお葬式 家族葬プラン |
よりそうのお葬式 家族葬仏式プラン |
|
プラン料金 | 48万8000円 | 39万8000円~ |
搬送 | 1回50kmまで無料 | 1回50kmまで無料 |
安置施設使用料 | 4日分 | 4日分 |
ドライアイス | 4日分 | 4日分 |
枕飾り一式 | ● | ● |
線香・ろうそく | ● | ● |
お棺・お棺用布団 | ● | ● |
仏衣一式 | ● | ● |
運営スタッフ | ● | ● |
白木位牌 | ● | ● |
式場使用料 | 10万円まで無料 | 5万円まで無料 |
生花祭壇 | ● | ● |
受付セット | ● | ● |
焼香セット | ● | ● |
司会スタッフ | ● | ● |
遺影写真 | ● | ● |
会葬礼状 | 60枚まで | 30枚まで |
役所・火葬手続き | ● | ● |
火葬料金 | 市民料金のみ負担 | 上限1.5万円 |
骨壺・骨箱 | ● | ● |
自宅飾り一式 | ● | ● |
火葬料金については地域によって金額がことなります。東京だと6万円の火葬料金がかかる所が多いですが、他の地域だと無料の所もあります。
式場利用料に上限が設定されていますが、上限内で利用できるところは沢山あるので心配いりません。(資料請求して確認済み)
安置施設の利用は4日分が無料、故人の搬送は1回50kmまで無料なので、追加料金がかかりにくのも格安葬儀社の特徴です。
基本的には上記の料金プランに「飲食費や返礼品」「僧侶のお布施」をプラスすれば総額となります。
他にも細かな料金が必要になったりしますが、そこまで大きな金額ではありません。
- WEBから資料請求をする
- リストの中から葬儀社を選んでおく
- 亡くなったら「格安葬儀社」へ連絡
- 葬儀社が故人を迎えにくる
- 葬儀内容の打ち合わせ
※WEBから資料請求すると利用できる葬儀社のリストが送られてくるので、事前に候補を選んでおいてください。
普通の葬儀社に依頼するのと違う点は、事前に葬儀社と打ち合わせや相談ができない点です。
基本的には亡くなってから葬儀の打ち合わせを行うので、その時に全ての詳細を決めていきます。
葬儀について何も分からない方だと不安かもしれませんが、葬儀社がしっかりサポートしてくれるので特に問題ありません。
また、分からないことがあれば格安葬儀社に相談できるので、資料の内容をよく読み、疑問点があれば電話して確認してみてください。
※資料請求は無料です。
格安葬儀社の評判については下記の記事を参考にしてください。また、小さなお葬式については実際に利用した際の感想も書いてあります↓
まとめ
家族葬といってもお通夜や告別式がある一般的な葬儀内容だと80万~150万くらいの費用は必要です。
ただ、簡略化された一日葬や直葬ならもっと安いので、葬儀社に相談しながら決めてみてください。
事前にしっかり相談し見積りを作っておけば、亡くなってからの流れもスムーズですし予想外の出費も出にくくなります。
「亡くなる前から葬儀の準備をするのは不謹慎では?」と思うかもしれませんが、事前に準備しないことでのトラブルは後を絶ちません。
特に費用面でのトラブルが多いので、費用について心配な方はしっかり準備しておきましょう。