自宅で行う家族葬とは?費用・流れ・準備・メリットなどを徹底解説

自宅で行う家族葬とは?費用・流れ・準備・メリットなどを徹底解説

家族葬と言っても多くの方は斎条(葬儀場)を借りて葬儀することがほとんどですが、中には自宅を使われる方も一定数います。

自宅を使うお葬式にはメリットも多いですが、逆にデメリットもあるので一概におすすめとは言えません。

では、どんなメリットとデメリットがあるのか?

他にも家族葬を自宅で行った場合の「費用の相場」や「葬儀の流れ」「準備すること」など、自宅葬について詳しくまとめたので参考にしてみてください。

自宅葬とは?式場を使う葬儀と何が違う?

自宅葬とは?式場を使う葬儀と何が違う?

そもそも自宅葬についてよく分からない方のために簡単に詳細をご説明いたします。

自宅葬とはその名の通り自宅で行うお葬式のことですがやり方は様々です。

お通夜や告別式・食事の用意など全て自宅で行う場合もあれば食事だけ会場を借りる場合など、どんな自宅葬にするかは遺族や故人の遺志を尊重して決めていきます。

また、自宅の規模や参列者の数によっては自宅葬に向かない場合もあるので、早めに葬儀社に相談しておきましょう。

自宅葬と言っても葬儀社にお手伝いしてもらうことがほとんどです。全て自分達だけで行うことも可能ですが、葬儀に慣れていて経験がある方でないと大変です。

家族葬を自宅で行うメリットやデメリット

メリット①:故人とゆっくりお別れできる

自宅でのお葬式なら故人と過ごす時間が多く取れます。

葬儀会場だと利用できる時間が限られていたり、故人の安置を施設(冷蔵室)にしてしまうと一緒にいられる時間も少なくなります。

メリット②:移動の負担が少なくなる

葬儀場を借りたお葬式だと、お通夜や告別式の際に出向かなければならないですが、自宅なら移動する負担もなくお葬式することができます。

葬儀会場が近くにあればいいですが、距離があると移動は大変です。

メリット③:やり方次第で葬儀費用が安くなる

葬儀会場を借りる費用が掛からないので、自宅葬の方が出費は少なくなります。また、やり方によっては大幅に費用を抑えることができるのも自宅葬のメリットです。

デメリット①:準備や片付けが大変

故人を安置するためのスペースや祭壇などの場所を確保するため、家具の移動や片づけなどの準備が必要です。

食事の準備や後片付けの作業、弔問客が車で来られる場合は駐車場の確保や案内など、色々とやることもあります。

自宅葬の準備を葬儀社に依頼するかしないかでも変わりますが、葬儀会場を使うよりも準備することは多いです。

デメリット②:ご近所への配慮が必要

弔問客やお棺の出入り・お焼香のニオイや話し声が迷惑になるかもしれないので、ご近所への配慮が必要です。

家族葬なら人数も少なくなることが多いですが、自宅がマンションの場合は10人くらいまでにした方がいいかもしれません。

家族葬を自宅でする場合の流れ

一般的な内容のお葬式をするのであれば、自宅で行う家族葬でも葬儀の流れは変わりません。

葬儀1日目にはお通夜を行い、2日目に告別式と火葬を行うのが普通の流れになります↓

自宅で行う家族葬の流れ
お通夜(1日目) ■夕方からお通夜を開始
お坊さんによる読経とお焼香を行う
読経が終わったら「通夜振る舞い」の料理を食べる
最後に喪主が挨拶してお通夜終了
告別式(2日目) ■午前中より告別式を開始
お坊さんによる読経とお焼香を行う
火葬場へ行き故人を火葬する
葬儀場で「精進料理」を食べる
最後に喪主が挨拶してお葬式が終了

地域の風習によって若干違う場合もありますが、基本的には上記日程でお葬式を進めていきます。

ただ、家族葬は葬儀内容を自由にアレンジすることも可能なので、お通夜を省いた一日葬や火葬のみ行う直葬という方法でお葬式することもできます。

葬儀内容が簡素になれば費用も安くなるので、あまりお金を掛けられないのなら簡素化された一日葬や直葬を検討してみてください。

あとは、通夜振る舞いや精進落としの料理に関しても家族葬なら故人の好きだった物を食べに行くのも良いですし、自宅で手作りしたものを振舞うなど色々な方法が選択できます。

自宅で行う家族葬の費用目安

やり方によって金額は全然変わってきますが、一般的な内容の家族葬を自宅で行うと60万~130万くらいが費用の目安です。

式場を利用した場合の家族葬だと80万~150万くらいが相場になるので、自宅で行うからといってもそこまで安くなりません。

自宅で葬儀する場合だと主に式場利用料が減るくらいなので、その分が安くなるといった感じになります。

参考までに式場を利用した場合の家族葬の見積りをご紹介いたします↓

家族葬が高くなってしまう例

-クリックで拡大できます-

総額 葬儀一式の費用 僧侶へのお布施 飲食や返礼品の費用
100万4002円 71万6130 16万 12万7872

こちらの見積りの内容はお通夜と告別式を行い、食事の用意、僧侶は葬儀社から手配した場合の金額を出してもらいました。(参列者はお通夜20名・告別式10名を想定)

自宅葬だと式場利用料が減るくらいなので、こちらの見積りに書かれている式場利用料(14万)を差し引くと、総額が約86万円となります。

自宅を本格的な葬儀会場にするとなるとそれなりの費用が掛かりますが、親しい人達だけで行う自宅葬ならそこまで本格的な装飾をしなくてもいいので、もう少し費用を抑える事が可能です。

例えば、祭壇やお花・受付用具などを無くせば14万ほど安くなるので総額が72万円くらいになります。

自宅葬ならやり方次第ではもっと安くすることもできるので、葬儀社に相談しながら内容を決めてみてください。

家族葬の相場については「家族葬の平均費用」で詳しく説明しています。実際に資料請求した家族葬の見積りもいくつか載せているので参考にしてみてください。

家族葬の平均費用データ!5社の葬儀代や内訳・一般葬との相場を比較

2019.03.31

家族葬を自宅で行う場合の準備について

家族葬を自宅で行う場合の準備について

自宅で行う家族葬といっても基本的には葬儀社に依頼することがほとんどなので、その場合の準備についてご説明いたします。

①葬儀社を探す

自宅葬を行ってくれる葬儀社を探すことから始めてください。

自宅で家族葬をしたいと思っていても、故人を置けるスペースや通路の構造など、確認しなければならないことがいくつかあります。

一軒家なら自宅でのお葬式もしやすいですが部屋の構造的に難しい場合もあるので、葬儀社に相談して確かめる必要があります。

②近隣に自宅で家族葬することを伝える

葬儀中は人の出入りが多くなりますし、話し声やお焼香のニオイなどで迷惑がかかることもあるので、近隣の方に自宅で家族葬することを伝えておきましょう。

ご近所トラブルにならないためにも、丁寧に挨拶しておくことが大切です。

③その他の基本準備

家族葬なので、誰をお呼びするのか選定したり、香典や供花の辞退についても考えておかなければなりません。

葬儀社が決まればそういった事も相談に応じてくれるので、分からないことがあれば何でも質問してみてください。

別記事でも香典の辞退や誰をお呼びするかについて詳しく説明しています↓

家族葬には誰を呼ぶの?身内の範囲はどこまで?何人まで呼んでいいの?

2019.04.06

家族葬は香典や供花を辞退し方がいいの?受け取っても問題はない?

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自宅がマンションの場合の注意

自宅がマンションの場合の注意

上層階の場合、エレベーターで運ぶことはできるのか?

マンションの上層階に住んでいる場合はエレベーターを使ってご遺体を搬送しなくてはなりません。

自宅葬することを前提としたマンションならご遺体を運べる構造になっていますが、マンションによってことなります。

エレベーターでご遺体を搬送できるかは管理人さんに確認してください。

マンションの通路は狭くないか?

ご遺体は基本ストレッチャーを使って搬送しますが、マンションの通路が狭いと運ぶことができません。

搬送するのに十分な幅があるかは葬儀社の方に確認する必要があります。

ドアの入り口の幅はお棺が通れるか?

ご遺体をご自宅から火葬場へ移動する際はお棺に入れてから出棺されます。

ドアの入り口の幅が狭いとお棺が通れないので、こちらも葬儀社の方に確認する必要があります。

マンションによっては自宅葬を許可していない場合も

自宅葬を許可していないマンションもあるので、管理人さんに確認してください。

また、集合住宅だと「集会所」があるところも多いので、自宅は無理でも集会所を使ってお葬式を上げることができるかもしれません。

部屋の広さは十分か?

ご自宅に故人を安置するスペースや、祭壇などの飾りが置けるスペースは確保できるかも確認が必要です。

小さめの祭壇、または祭壇をなしにすることもできますが、故人を安置するには最低でも6畳の広さが必要になります。(できれば12畳くらいが理想)

スペース確保のために家具を移動させることができるのかも確認してください。

参列者はどれくらいなのか?

参列者が多いとマンションに入りきらない、通路も人でごった返すなんて事になり近所迷惑になってしまいます。

人数が多いなら葬儀会場を借りた方がいいかもしれません。

また、参列者の中にはお車で来られるかたもいらっしゃいます。近隣に駐車場があるのかも確認しておいてください。

まとめ:減少してる自宅葬だが家族葬には向いている

エンディングデータバンク」と「第3回お葬式に関する全国調査」によると、自宅葬の割合は全体の5%程しかありません。

しかし、少人数の家族葬なら自宅でゆっくりお葬式するのには向いており、想い出のある家から故人を見送ることができます。

豪華な飾り付けを行わず食事も自分たちで用意すれば費用を抑える事ができるので、金銭的余裕がない方にも自宅での家族葬はおすすめです。

ただし、葬儀費用には定価がないため価格設定が高い葬儀社だと高額になってしまう場合があります。

適正価格でお葬式するには葬儀社の比較が大切なので、最低でも3社からは見積りを取り比較してから選ぶようにしましょう。

葬儀社の見積りは直接出向いたりネットから見積りを取ることができますが、「葬儀の一括見積サイト」を利用すると短時間で複数の見積りを取ることができます。

1回の入力や電話相談するだけで3社くらいの見積りが送られてくるので、時間がない方でも短時間で費用の比較ができます。

また、一括見積サイトの大手「いい葬儀」なら24時間電話で相談できるオペレーターがいるので、葬儀について分からないことは何でも相談可能です。

運営母体が大きく利用者が多い一括見積サイトなら、評判が良い葬儀社を厳選して紹介してくれるので、うまく利用して多くの見積りを比較してみてください。

有名な葬儀の一括見積サイトはこちらの記事でも詳しく説明しています↓

実績があり信頼できる『葬儀一括見積りサイト』のおすすめ2社を紹介

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