小さなお葬式を利用する間に知っておきたいのが「追加料金がいくら掛かるのか?」だと思います。
普通のお葬式をするなら精進落としや通夜振る舞いの食事、僧侶を手配し読経を行ってもらいますが、これらの費用は全て追加料金が必要です。
小さなお葬式に限らず、どの葬儀社を利用しても食事や僧侶を手配するならお金は掛かるので、ここでは、小さなお葬式を利用した場合にどんな追加料金が掛かるのか詳しくご説明いたします。
目次
小さなお葬式はなぜ追加料金が必要なのか?
小さなお葬式は5つのプランの中からお葬式をする仕組みとなっていますが、料金に含まれているのは必要最低限の物だけとなっています。
小さなお葬式の料金プラン↓
プラン名 | 料金 |
小さなお別れ葬 | 140,000円 |
小さな火葬式 | 188,000円 |
小さな一日葬 | 338,000円 |
小さな家族葬 | 488,000円 |
小さな一般葬 | 638,000円 |
上記の料金プランに含まれているのは必要最低限の「葬儀一式の物」だけとなり、祭壇や棺・式場利用料・安置費用・人件費などにあたります。
葬儀費用とは「葬儀一式の費用」「食事や返礼品の費用」「僧侶のお布施」の3つを合わせて総額になるのですが、小さなお葬式の料金プランには「食事や返礼品の費用」「僧侶のお布施」は含まれていません。
ですので、これらを利用する場合は別途オプションとして追加料金が掛かります。
これが基本的な小さなお葬式の仕組みです。
プランによって含まれているものが変わるので詳しくは公式ページをご覧ください。
公式ページ:https://www.osohshiki.jp
小さなお葬式で追加料金が掛かる可能性がある物とは?
これは小さなお葬式の公式ページにも書いてありますが、内容を簡潔にまとめてご説明いたします。
①地域によっては火葬料金が掛かる
全国には「公営」と「民間」が運営している火葬場があり、民間の火葬場を利用する場合は別途料金が必要になります。
「なら公営の火葬場で火葬すればいいのでは?」と思うかもしれませんが、住んでる地区が違うと料金が別途必要になるので結局お金が掛かります。
火葬料金の調べ方は、小さなお葬式に資料請求すれば火葬料金込みの見積りが届くので、そちらで確認してください。
小さなお葬式の資料請求はこちら②各プランの安置日数を超えてしまう場合
故人を安置するにはドライアイス代や安置施設の利用料が必要なので1日毎に費用が掛かります。
小さなお葬式ではプランによって3日~4日分の安置料金が含まれていますが、規定の安置日数を超えた場合は1日に付き10,000円の追加料金が必要です。
プラン名 | 規定安置日数 |
お別れ葬プラン | 3日分まで無料 |
火葬式プラン | |
一日葬プラン | |
家族葬プラン | 4日分まで無料 |
一般葬プラン |
ほとんどの葬儀社では利用した分だけ料金が掛かる仕組みとなっており、1日に付き10,000円前後が相場なので小さなお葬式の料金が高いわけではありません。
③付き添い安置を希望する場合(火葬式プランのみ)
付き添い安置とは告別式の前日に故人と専用のお部屋で面会できるもので、一日葬・家族葬・一般葬プランには料金に含まれています。
火葬式プランには含まれていないので、利用する場合は5万円の追加料金が掛かります。
※火葬式プランでも自宅安置にすれば、火葬日まで故人とゆっくり過ごすことができます。
④各プランの式場利用料の上限を超える葬儀場を使う場合
利用する式場によってはプラン規定の上限金額を超えた場合に追加料金が発生します。
- 一日葬プランは5万円まで
- 家族葬と一般葬プランは10万円まで
ただ、95%のエリアでは追加料金が掛からないで利用することができます。
資料請求すると利用できる式場のリストが送られてくるので、そこで確認することができます。
⑤寝台車や霊柩車の移動が1回につき50kmを超えた場合
例えば故人が亡くなった場所から安置場所までの距離が50kmを超えた場合に追加料金が掛かります。
※50kmを超えた分は10km毎に5000円掛かります。
よほど遠い所でない限り50kmは超えないので心配する必要はありません。
⑥ご遺体の状態がよくない場合
事故や事件などでご遺体の状態がよくない場合、感染症予防・防臭対策で追加料金が掛かる場合があります。
また、事件等の場合、防水シーツなど警察の指定する備品の実費、死亡検案書作成のための検案料が別途かかります。
⑦プランに含まれていない物品やサービスを依頼した場合
これは先ほどお話しした「食事や返礼品」「僧侶のお布施」などにあたります。
あとは、祭壇や棺をグレードアップしたり、プランに含まれていない事を依頼した場合には追加料金が掛かります。
プランに含まれていない物品やサービスを依頼した場合の費用に関しては、小さなお葬式の公式ページにあまり載っていないので、実際の経験をもとに詳しく説明しますのでご覧ください。
精進落としやお布施など様々な追加オプション
実際に小さなお葬式を利用したことがあるので、その時の掛かった追加料金について説明いたします。
①通夜振る舞いや精進落としの飲食費
お通夜で用意する通夜振る舞いの食事や告別式でお出しする精進落としの食事は別途オプションになります。
この費用は葬儀社によって金額が変わりますが、通夜振る舞いも精進落としも1人につき5000円くらいが相場です。(飲み物代も含む)
仮にお通夜に20人、告別式に10人参列された場合、30人×5000円=15万円くらい必要になります。
あとは、火葬の最中にお出しする簡単なおつまみや飲み物も実費です。
②配膳スタッフの人件費
通夜振る舞いや精進落としを葬儀社で手配する場合、配膳するスタッフの人件費が掛かります。
1人に付き10000円~15000円が相場で、お通夜に20人くらい参列した場合は1人~2人の人件費が必要です。
この費用に関しては他社を利用した場合も掛かることが多いオプションになります。
③返礼品
参列された方にお礼としてお渡しする返礼品は、1個1000円くらいから葬儀社に手配することができます。
葬儀社によっては500円~返礼品がある場合もあり、使用した分のみ請求される仕組みです。
返礼品についてはご自身で用意しても構いません。
④お坊さんのお布施
お坊さんのお布施は菩提寺があるならそちらに確認してください。
小さなお葬式から手配する場合は、利用するプランにより金額が変わります。
プラン名 | 僧侶のお布施 |
小さなお別れ葬 | 手配できない |
小さな火葬式 | 55,000円 |
小さな一日葬 | 85,000円 |
小さな家族葬 | 160,000円 |
小さな一般葬 | 160,000円 |
※上記金額は戒名込み
⑤送迎車(マイクロバス)
式場から火葬場まで距離がある場合は移動手段としてマイクロバスを手配する場合があります。
少人数ならタクシーでもいいですが、人数が多いとマイクロバスを利用した方が便利です。
マイクロバスは葬儀社によって金額がことなりますが、1台につき4万円前後が相場です。
※小さな一般葬プランのみ1台分のマイクロバスが含まれています。
⑥死化粧や湯かん
死化粧とは顔にメイクしたり開いてしまった目や口をふさいでくれるオプションです。葬儀社により金額がことなり、相場は5万~10万くらいになります。
湯かんはお体を清めるオプションで、古式湯灌なら5万、普通湯灌なら10万くらいが相場です。
また、火葬までの日数が長くなる場合はエンバーミングという処理をする必要があります。
エンバーミングとはご遺体が腐敗するのを防ぐ保護費用なのですが、大体15万~25万が相場になります。
※火葬するまでに10日以上かかる場合、エンバーミングの処置が必要になるかもしれません。
⑦火葬中の控室使用料
利用する火葬場によっては控室を使う場合に料金がかかります。故人を火葬している間に待機する部屋が必要なら利用してください。
控室の料金は火葬場によって違いますが1部屋1万円くらいになります。
追加料金なしで葬儀するには?
紹介したオプションを利用する・しないは自由ですので、必要なければ追加料金は掛かりません。
ただ、参列者が多い葬儀だと食事や返礼品はおもてなしとして用意した方がいいので、ある程度の追加料金は掛かってしまいます。
なるべく追加料金を掛けずにお葬式する方法は、家族葬などの小規模な葬儀にすることです。
参列者が少なければ食事や返礼品の費用も抑えられますし、親しい人達だけなら外食やご自宅で食事する方法で費用を抑える事もできます。
あとは、一日葬プランなら通夜振る舞いの料理も必要ないですし、火葬式プランなら精進落としの料理や送迎車の費用も省くことができます。
葬儀内容を簡素にするほど追加料金が掛かりにくくプラン料金も安くなりますが、簡素な葬儀は故人とのお別れ時間も短くなるので、その点をよく考えた上で検討してみてください。
小さなお葬式はオプションをプラスしても安い
小さなお葬式の料金プランには「葬儀一式の物」しか含まれていませんが、この費用が他社と比べとても安くなっています。
どれだけ安いのか鎌倉新書の「第3回お葬式に関する全国調査」の平均費用を元に、葬儀一式の費用を比べてみました。
葬儀の種類 | 全国の平均費用 | 小さなお葬式 |
火葬式・直葬 | 20万~40万 | 140,000円~ 188,000円 |
一日葬 | 639,773円 | 338,000円 |
家族葬 | 911,544円 | 488,000円 |
一般葬 | 1,459,091円 | 638,000円 |
全国の相場に比べると、小さなお葬式の料金が安いのがよく分かります。
葬儀費用は「葬儀一式の費用」「食事や返礼品の費用」「僧侶のお布施」の3つを合わせて総額になるのですが、費用の50%~80%を占めているのが「葬儀一式の費用」です。
メインとなる費用が小さなお葬式は安いので、追加料金が掛かっても他社より高くなるようなことはほとんどありません。
口コミでも金額に満足している方が多い
安いからといっててを抜かれることも、追加料金もいっさいなく家族もみな感謝してました。
クレジットカードで決済ができた。価格が分かりやすかった。追加料金が発生しなかった。会場も選べて、スタッフの対応も良かった。
施設も料理も希望どおりで、見積もりどおりの金額でした。スタッフの対応も不満はありません。
リーズナブルな価格ですべてできた。お布施等の不明瞭な追加料金はなし。不満な点は特になかった。
追加料金一切なしだったことが本当によかった。スタッフもプロで満足だった。スタッフ対応も満足できました。
口コミでは「追加料金が掛からなかった、価格に満足してる、安く葬儀ができた」と納得されている方が多くいらっしゃいます。
小さなお葬式の口コミをもっと知りたい方はこちらをご確認ください↓
「料金が高い」と言う声もありますが、オプションについてしっかり把握しておけば料金が高くなることはありません。
葬儀トラブルになる方の多くは事前の情報収集が極端に少なく、費用について何も知らないで葬儀を依頼してることが大きな原因です。
また、葬儀費用は「高い」「ぼったくり」と決めつけている方もいますが、全ての葬儀社が高額なわけではないですし、「葬儀費用が100万円もするなんて高い」という認識も間違いです。
100万円掛かる葬儀でも内容によっては安い場合もありますし、葬儀社の利益もそこまで多いわけではありません。
もちろんボッタくりの会社もありますが、多くの葬儀社の粗利益は5割くらいと言われています。
その中でも小さなお葬式の料金は特別に安いので、小さなお葬式で費用が高いと言う人はオプションを豪華に使いすぎているのが原因です。
葬儀社の利益率についてはこちらの動画を見ていただくとよく分かります↓
さらに料金を安くするなら
小さなお葬式の費用をさらに安くするなら「早割」に申し込んでください。
早割とは事前に申し込んでおく事で、30日後から割引が適用されるサービスです。
30日後、1年後、2年後と料金がどんどん割引されていきます。
30日後 | 1年後 | 2年後 | |
火葬式プラン | 15,000円割引 | 20,000円割引 | 25,000円割引 |
一日葬プラン | 15,000円割引 | 25,000円割引 | 40,000円割引 |
家族葬プラン | 15,000円割引 | 30,000円割引 | 50,000円割引 |
一般葬プラン | 30,000円割引 | 50,000円割引 (60日後) |
– |
資料請求すると早割の申し込み方法が書いてあるので、そちらを確認してみてください。
早割の申し込みは無料です。
また、申し込みに関する条件など一切ないので、小さなお葬式を利用する可能性があるなら申し込んでおきましょう。
まとめ
小さなお葬式の追加料金について説明しましたが、セットプランの価格が相場よりだいぶ安いので、精進落としや通夜振る舞いの食事をプラスしても総額は安く抑えられます。
僧侶のお布施も小さなお葬式から手配すると安いので、菩提寺がないなら検討してみてください。
小さなお葬式をうまく利用する方法は事前にどんな料金が掛かるのか知っておく事です。
資料請求して届いたパンフレットをよく読み、分からないことがあればオペレーターに質問してください。
資料請求の送付方法をメールにすれば数分で届くのですぐに確認できます。
※資料請求しても営業電話は一切ありません
実際に小さなお葬式を利用した感想を別記事でご紹介しています。